波多野歯科医院は一日で終了するワンデーインプラント治療を行っています。インプラントでお悩みのあ方はどうぞご相談下さい。
日本人に多い病気と言えば、「高血圧」「糖尿病」「脳血管疾患(脳溢血、脳卒中など)」「がん」などが挙げられます。このうち最も多いのが高血圧で、治療を受けていない潜在的な患者も含めると、その数はおよそ3000万人と言われています。
しかし、この高血圧に次いで多いのが実は「虫歯・歯周病を始めとする歯の疾患」ということをご存知でしょうか。中でも、生まれてから一度もかかったことがない人はいないのではないかというほど身近なのが虫歯。厚生労働省の調査では、13歳で虫歯のある人は90%以上、一方満20歳から54歳で虫歯がない人はわずか2.3%にすぎないという結果が出ています。
子どもは虫歯になりやすいと言われています。乳歯でも永久歯でも、生えて間もない歯は硬さが充分でなく、石灰化が完了するまで2~4年かかるからです。また、砂糖の入った飲み物や甘いお菓子の摂りすぎも原因の一つであるため、注意している親御さんは多いと思います。しかし、ヨーグルトや乳酸菌飲料なども同様であることはあまり知られていません。乳「酸」菌の名のとおり、酸を直接口に入れることになるだけでなく、乳酸菌の酸味を消すために糖分が入っていることが多いので、体にはよくても歯にいいとは言えないのです。
こうした食べ物や飲み物を摂取した時は、食後すぐに歯を磨くことが有効ですが、磨いていても虫歯になることがあります。これは子どもが自分で歯を磨く場合、どうしても磨き残しが出てしまうからです。大人と比べて、子どもの虫歯は臼歯の溝(小窩裂溝)から発生することが多いのですが、ここは特に歯ブラシが届きにくく、充分に磨けない部分です。そのため、フッ素塗布を併用が虫歯予防に効果的とされています。
大人の虫歯も適切な歯磨きができていないことが原因の一つですが、それ以外に加齢や歯周病による歯茎の後退が挙げられます。いわゆる「歯が長くなった、歯茎がやせてきた」と呼ばれる状態です。歯が長く見えるのは歯根部が露出してくるからです。この部分はエナメル質より柔らかい象牙質でできているため、細菌が付着すると虫歯になりやすく、悪化・進行が早いと言われています。
また、過去の治療痕にも注意が必要です。詰め物や歯冠の内部で虫歯が発生すると、わかりにくいため発見が遅れがちです。また、神経を抜いていると痛みを感じないので、気づいた時にはかなり症状が深刻化しているということもあります。
一度虫歯になった歯は自然には治りません。治療せずに放置しておけばどんどん悪化し、最終的にはその歯を失うことになります。そうなると噛むことやしゃべることに支障が出てきますが、「噛むことは脳の活性化に効果がある」という説を聞いたことはありませんか?老化の防止だけではなく、消化の促進、表情筋の運動、何よりも食べる楽しみなど、自分の歯で噛むことのメリットは計り知れません。
近年は歯科医も予防に力を入れていることもあり、痛くなってから行くのではなく、メンテナンスのために敵的に通うべきと認識が改められつつあります。一生自分の歯で噛むために、「予防」についても考えてみましょう。
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