【虫歯予防 】正しい歯の磨き方と虫歯の予防法

虫歯予防ハンドブック - 虫歯の予防と原因・治療方法
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波多野歯科医院は納得のいく説明と実績のある優秀な医師が在籍している歯科医院です。お口の中の事で困ったら当院までご相談下さい。

【虫歯予防 】

現代は予防医学の時代

日本は世界有数の長寿国ですが、その分医療費もかさみ、2010年度は37兆円を超えました。増え続ける医療費は国家予算を圧迫しているため、国は削減を呼び掛けています。その結果打ち出されたのが健康増進法や「治療医学から予防医学へ」というスローガンです。具合が悪いから病院に行って薬をもらうのではなく、病気にならないように日頃から生活習慣や体調管理に気をつけようというものです。

しかし、歯科の世界においてはそれよりもずっと早くから「予防の大切さ」を訴えてきました。歯は一度失ったら取り戻すことはできません。また、口内環境が悪化すると生活に支障が出ます。こうした活動の結果でしょうか、近年、歯の定期的に歯の検診を受けることが一般化しつつあります。

虫歯を予防するには

虫歯菌は食べカスなどから酸を作りだし、歯からカルシウムを流失させます。しかし、人間の口の中では物を食べる度に再石灰化という反応が歯を修復しています。この再石灰化に不可欠な唾液は弱アルカリ性で、口の中のPHバランスを中性に保っています。この働きにより、歯は虫歯菌から護られているのですが、食後すぐに歯を磨くことでさらに効果的になります。虫歯菌の増殖源となる歯の汚れを除去することでプラークの生成が抑えられます。

また、ここ10年ほどで日本に広まったキシリトールの効果も見逃せないものがあります。シラカバやカシなどの広葉樹やトウモロコシの穂軸に含まれる天然の甘味料で、産出国のフィンランドでは樹木由来の抽出成分を原料としているそうです。カロリーは砂糖の75%で、唾液の分泌を促進しますが、ミュータンス菌が餌にできないという特性があります。つまり、虫歯の素となる酸が作れないということですね。このためキシリトールを摂取し続けると、ミュータンス菌そのものが減少してくることがわかっています。

フッ素が歯の再石灰化を促すのに対し、キシリトールはプラークそのものに働きかけ、脱灰を防ぐ作用があります。虫歯の原因を抑えて口内環境を整える上、歯の再生にも一役買ってくれるこのキシリトール。口内のケアには非常にオススメと言えるでしょう。

正しい歯磨きを

今や幼稚園や保育園でも歯磨き指導が行われ、子どもたちは昼食後、おやつの後には必ず歯を磨くことを習慣づけられています。しかし、せっかく歯磨きをしてもその方法が正しくなければ効果は半減です。特に子どもの場合、どうしても雑になりがちなので、親が仕上げ磨きをしてあげることが必須です。染めだし液を使って磨き残しのチェックをしたり、定期的に歯医者で歯をきれいにしてもらったりするのもよいでしょう。

これは大人にとっても同じことが言えます。正しいブラッシングはもちろん大切ですが、これだけでは予防できないことも多数あると言えるでしょう。もしも虫歯になってしまった場合は、治療に時間もお金もかかります。定期的な通院は面倒で費用もバカにならないとお考えの方もいらっしゃいますが、虫歯にならないことこそが結果的に治療費を抑えることにつながります。

歯医者は身近なところ

最近の歯医者は昔のように泣き叫ぶ子どもを抑えつけて治療するようなことはしません。歯医者に対してマイナスイメージを持たせてしまうことは、将来的によくないことがわかっているからです。「歯医者は歯をきれいにしてもらうために行くところ」と日頃からなじんでいれば、治療をはじめる際にもスムーズです。また、歯ブラシや歯磨き粉なども用途別に揃えられているので、相談もしやすいでしょう。

多分大丈夫、と思って虫歯予防を怠っていると、最終的には痛い思いをしたり、歯医者で治療を行ったりしなくてはなりません。健康的な口内環境を保ち、虫歯にならないような毎日を送ることこそが実はもっとも重要なことと言えるでしょう。

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